子育て中に カッ!! となったときに思い出す詩
子育てをしていると,カッとなる時ありますよね.
子育て以外でも,仕事で部下を指導しているときなどにも.
怒っても,怒鳴っても何の解決にもならないばかりか,かえってやる気を無くす,将来の人格形成に悪影響を与えることはわかっていますが,なかなか感情をコントロールできないときがあります.
特に自分の子供のこととなると,つい・・・.
そんなときに思い出すようにしている詩がありますので紹介します.
詩
批判ばかりされた 子どもは非難することを おぼえる殴られて大きくなった 子どもは力に頼ることを おぼえる笑いものにされた 子どもはものを言わずにいることを おぼえる皮肉にさらされた 子どもは鈍い良心の もちぬしとなるしかし、激励をうけた 子どもは自信を おぼえる寛容にであった 子どもは忍耐を おぼえる賞賛を受けた 子どもは評価することを おぼえるフェアプレーを経験した子どもは 公正を おぼえる友情を知る 子どもは親切を おぼえる安心を経験した 子どもは信頼を おぼえる可愛がられ 抱きしめられた 子どもは世界中の愛情を 感じとることを おぼえる
この詩は,ドロシー・ロー・ノルトというアメリカの家庭教育学者のが作った
「子ども」という詩です.
この詩は,平成17年2月21日に皇太子殿下が43歳のお誕生日に際して,愛子様の養育について語られた際に,引用されました.
はっとさせられます.
紹介されている本
この詩はスウェーデンの中学校の教科書で紹介されています.
日本語では,
川上邦夫訳
「あなた自身の社会ースウェーデンの中学校教科書」
内容は,子供らに社会で起きる様々な問題を具体的な数字や,経験者のコメントを提示し,どのようなシステムになっているのか? 問題に直面したときにどんな解決法があるのか,法律やセーフティーネットなどを紹介するとともに,ディスカッションのためのお題が与えられています.
日本の教科で例えるなら,社会と道徳が合体して,さらに実社会に即した内容となっています.
数字や名前の暗記が中心の日本の教科書とは違い,自分たちで考えて答えを導き出していくような方針です.
論理的な考え方が身につくのではないかと思います.
発刊されたのが1997年と古く,元はスウェーデンの教科書なので,今の日本の現状とは少しかけ離れています.
しかし内容はとてもよく,日本版(日本語版ではない)の教科書があればいいのになあと思いました,
その中の1ページで,上の詩が掲載されています.
詩に関しての詳細な説明はありません.
まとめ
ついついカッとなってしまって,批判したり皮肉を言ってしまったりしています.
その都度この詩を思い出し,反省しています.
カッなる前に思い出して,感情をコントロールできる様にならないといけませんね.
幸い,投資においては,カッとなって感情にまかせた取引をするこは無くなりました.
これは連続増配株へ長期投資すると決めたからです.
この詩は, 子育てだけでなく,会社においての部下や後輩の教育にも十分に当てはまる内容だと思います.