株への投資の参考資料として,東洋経済新報社が発刊する
皆さんは愛用されていますか?
会社四季報の発刊は昭和11年.
「2・26事件」が起こった年です.
と言われても,まったくピンと来ませんが,戦前より発行され続けている企業情報誌です.
その名の通り,年四回 四季に合わせて発刊され,最新号として「2017年秋号」が9月15日から発売されています.
今回は,会社四季報から派生した情報誌,
これが,図鑑のように見やすいうえに知的好奇心を満たしてくれ,買って良かったと思える本でしたので紹介します.
業界地図 2018年版
特徴
会社四季報が,個別企業の分析となっているのに対して,この業界地図では,あるテーマに基づいて,シェアや売上高の順位のほか,他企業への出資比率や企業間の関係性などが,図で示されています.
Amazon kindle版の「なか見!検索」の一部です.
見出しとなるテーマの数は,なんと
176
この中には,
「国内宗教団体(新宗教)」
など,面白いテーマも含まれています.
お勧めする理由
この業界地図の素晴らしいところは,日本の企業のみならず,米国など外国企業の情報も含まれている点です.
各業界での国内のシェアなどは,普段目にすることは多いですし,実生活のなかでなんとなく肌で感じることができるものです.
しかし,そこに米国などの外国企業が含まれての,世界シェアがどうなっているか? 出資関係は? いろいろな疑問がでてきます.ネットでもなかなか検索しづらいことがあります.その疑問を解決してくれます.
かゆいところに手が届きます.
米国株投資家にとっては,売り上げ規模などが身近な日本企業と比較ができ,大変参考になります.
読んで初めて知ったことやわかった事が多く,
「へぇ〜」が連発(「へ」ではありません),
大人の知的好奇心を満たしてくれるという点においても,お勧めです.
ブロガーの皆さんにとっては,ブログネタの宝庫として重宝しそうです.
そしてなんと言っても
見やすい
図鑑のように図がほとんどで,売り上げ高などの数字が含まれた文章を,長々と読み込む必要がありません.
字自体も大きく,40代で老眼が強くなってきて,老眼鏡についてネット検索する回数が増えたC55でも,ストレス無く見ることができます.
ちょっと空いた時間に,チラッと見るのに最適な一冊です.
大人の図鑑
以前,いろいろな事を比較(例:豚,人間,象,キリン,ハヤブサ,ナマケモノなどが一緒に走ったら?)して人気になった,
「 [新版]くらべる図鑑 (小学館の図鑑 NEO+プラス)」
がありますが,
くらべる図鑑の会社版といえます.
まさに,「大人の図鑑」です.