株式投資を行うのに身につけておくべきスキルの一つとして,「決算書を読む」があります.
決算書が読めることと,株式投資で良いパフォーマンスを得ることとが必ずしもリンクするわけではありませんが,定期的に発表される決算書を読み解き,投資に値する会社なのか? 売り払うべき株なのか? 判断していく必要があります.
しかし,学生時代に勉強したり,社会に出て仕事で使う必要がなければ,なかなか取っつきにくい分野であることも事実です.投資ブログをやっていて,あれやこれやと書いてはいますが,自分自身,決算書の読み方を他人に説明できるほど理解していない.
勉強する気はあって,書店で会計の参考書などをパラパラと眺める事はあったのですが,難しい事が書いてあって腹落ちしない.
もちろん立ち読みレベルで理解できる内容ではないので,買って帰って勉強しよう!と本の裏をみると,そこそこの値段.「積ん読」には高価すぎるから今日は辞めておこう,なんてことを繰り返してきました.
先日,楽天マガジンをザッピングしていたら,面白そうな雑誌があったので読んでみました.するとわかりやすく書いてあるし,読んでいて腹落ちするし,実本の値段も安い(740円 税込み)しと,3拍子揃っていたので,実本を買ってしまいました.
C55と同じように,決算書を読むのが苦手な方,勉強したいと考えている方に,この雑誌をオススメします.
週刊ダイヤモンド
2018/8/11・18 合併特大号
「超楽チン理解 決算書 100本ノック」
100本ノック,少年野球をやっていた身としては,思い出します.
百害あって一利なしの練習です.
小学生が,100本のノックを最初から最後まで集中して,全力で取り組むことなんかできるわけがなく,100本のノックをこなすことが主目的になり,打球をさばくことを練習することは2の次になっています.ノックを受ける方も,打つ方も,不毛な消耗を強いられる練習ですね.今もまだやっているんでしょうか?
話が逸れてしまいましたが,当誌は,決算書の読み方を「財務3表の理解」のPart 1と,「100本ノック」題し,各企業の決算書を基に実践練習するPart 2に分けています.
実践練習のPart 2では,ただの決算書の羅列だけでなく,いわゆる業界図鑑(C55は大人の図鑑と呼んでいる)も併記されているため,飽きが来ない.
といっても最初はなかなか頭に入ってきませんが,何度か寝落ちしおうになりながらも辛抱して読み進めていくうちに,だんだん決算書の内容が読めるようになってきました.
当誌の最初に書かれているように,自分で決算書を書けるようにはなりませんが,読めるようにはなると思います.夏休みを利用して決算書の勉強を始めてみたいと考えている方に,オススメの雑誌です.
時代背景があるのか,C55は実際の紙媒体を見ないと内容が頭に入ってこないので,実本を購入しました.
楽天マガジンであれば,月額380円でここで紹介した全記事が閲覧可能です.