仕事のストレスmax時に,読んではいけない本
梅雨のジメジメした不快な暑さ,忙しい仕事も相まってストレスがmaxに達しようとしています.
職場でストレスチェックの調査用紙が配られていますが,今の精神状態なら何らかの対応が必要との結果になりそうな気がします.
もう少しすれば落ち着きそうなので,ストレスチェックを受けるのはもう少し後からにしようと思います.
そんな中,現実逃避のため再び読み始めた本があります.
twitterで配当侍さんが,バックパッカーのことをつぶやいておられて,久しぶりに読み返してみようと思ったことがきっかけです.
読み始めてみると,さらにやばい精神状態になったため,同じようなストレスmaxの方が読まないよう注意喚起の意味も含めて,記事にします.
読んではいけない本
著者と題名
沢木耕太郎著
「深夜特急」
内容
ドラマ化されたためご存じの方も多いと思います.
沢木耕太郎氏が,バックパッカーとして香港からロンドンまで,バスで旅したことを記した紀行小説です.
1986年から1992年にかけて「第1便」から「第3便」が新潮社から刊行されています.
受賞歴
1987年「深夜特急」:第五回日本冒険小説協会大賞ノンフィクション・評論部門大賞
1993年『深夜特急 第三便』:第2回JTB紀行文学賞
文庫本
新潮文庫として第1〜6巻まで収められています.
現在の価格はアマゾンで529円となっています.
C55が保有する文庫本は400円でした.
いつ頃購入したのか覚えていませんが,文庫本も値上がりしましたね.
バックパッカーの経験
C55も大学生時代から社会人2年目まで,一回の旅の期間こそ短かったものの,バックパッカーをしていました.
「深夜特急」よりも,
電波少年の猿岩石に影響を受けた世代です.
アジアのむせかえるような熱気,ベトナムのバイクの喧噪とホビロン,アンコールワットに登って見た夕日,タイのソンクラーン,ミャンマーのバガンでの幻想的な日の出,何もなかったラオスなど,ついこの最近の出来事のように思い出されます.
航空券はペラペラ紙でできたクーポン券みたいな物でした.
リコンファームが必要で,現地で航空会社のオフィスに電話したことも思い出されます.
ホテル(もちろん安宿とよばれる宿泊施設)も予約などできず,現地に行って空室がなければ他の所を探す必要がありました.
もっとも部屋を実際に見ずに予約するのは,快適度や安全性,立地などの面で失敗する可能性があるため,現実的ではありませんでしたが・・・.
屋台で食べた食事,現地で出会った仲間と飲んだぬるいビール,カンボジアーベトナム国境で追い返されたことなど,
「深夜特急」を読み進める度,当時の思い出が蘇ってきます.
あーっ,今すぐ飛び出したーい!!
読んではいけない理由
ズバリ,
仕事をほっぽり出しバックパック背負って放浪の旅にでる衝動に駆られるからです.
そしてその衝動を抑えるためにさらなるストレスがかかっています.
「読まなければよかった・・・」
まとめ
今読み返してみても,とても面白い紀行小説です.
仕事や家族といった制約がなかった学生時代に戻りたい!
ストレスmaxの方が読むと,旅に出たいという衝動を抑えるためにさらなるストレスを抱え,爆発するかも知れません.
ですので,
心穏やかなときに読むことをお勧めします.