もうはまだなり.AT&T.もうちょっと待ってみる?
このところ調子の悪い通信株ですが,株価の下落によって配当利回りは 5%を超えてきており,値頃感が出てきています.
もう買ってもいいんじゃね?
通信インフラをもつ企業として安泰と思いきや,携帯料金の価格競争が激しく,相乗効果をねらった買収もまだ実を結んでいません.
しかし倒産などの可能性は低いと思われ,安定的に配当を提供してくれる銘柄として,購入時期を探っています.
AT&T(T)
株価の推移
ここ2年間の株価チャートをyahoo financeから抜粋しました.
2017年7月7日終値は36.98 ドルで,2017年5月17日に付けた直近の安値 37.46 ドルを下回りました.
チャートの見方,サポートラインの引き方など詳しくはわかりません.
なんとなく赤の横線が引けます.
さらに下げるようであれば,青線で示したライン,2016年11月14日に付けた 35.29 ドルもあるのではないかと思います.
配当と利回り
現在の株価での配当利回りは,
配当1株 1.96 ドル
利回り 5.27%
5%を超える利回りが下支えとなり,もうこれ以上株価は下がらないと思うかも知れません.
しかし,Tの配当利回りは2014〜2015年頃の株価32ドルを下回っていたころは
6%を超えていました.
過去の配当利回りから考えると,もう少し株価の下落,配当利まわりの上昇はあり得るのではないかと考えます.
仮に,青線で示した2016年11月14日に付けた 35.29 ドルで計算すると,
配当利回りは,5.5% です.
配当利率 6%となる株価
配当利率が 6%になる株価はいくらでしょうか?
1.96 ÷ 0.06 = 32.67
32.7 ドルです
この株価になるには
現在の株価からさらに,
株価として,36.9 - 32.7 = 4.2 ドル
割合として,4.2 ÷ 36.9 × 100 = 11.3%
の下落となります.
さすがに今の株価からさらに11%の下落は考えにくいかもしれません.
42ドルの高値からだと 23%の下落となるので,可能性は低いと思います.
現実的には,35ドルあたりまで下落したら買い時でしょうか?
それとも,35ドルまで下がったらさらに待ちでしょうか?
インカムとキャピタルゲイン
投資目標としてはインカムゲインを増やすことです.
しかし,キャピタルゲインが得られるのに超したことはありません.
逆に評価額がマイナスになっていると,気分的によろしくありません.
株価と利回りを簡単にまとめると
高配当だからといって適当に買うと,評価損に心がブルーになるかも知れません.
まとめ
一時より株価が下がり,配当利率が5%を超えてきたAT&Tですが,もう買ってもいいもしれません.
しかし,過去には6%の利回りもありました.
C55は,まだ買い時ではないと考えています.
次の配当権利確定日まで3ヶ月の猶予があります.
35ドルを切る時,さらには32ドルに近くなる時をじっくり待とうと思います.