北米でパイプライン事業を展開しているキンダー・モルガン(KMI).
次回の配当分より増配を発表しました.
過去に75%の大減配の前科があるため,正式承認されるまで心配でしたが,一安心です.
増配率はただならぬ数字であり,今後もさらなる増配が見込まれています.
現在の株価での配当利回りと,さらに増配が達成されたときの利回りを計算してみたいと思います.
Kinder Morgan (KMI)
増配の予定
昨年の段階で増配の見込みは発表されていました.
配当額と増配率
四半期ごとの配当を,
0.125 → 0.2 ドル
なんと60%の増配
配当は1.6倍になります.
2018年4月18日(現地時間)正式にホームページに掲載されています.
Ex-date : 2018/4/27
Recod : 2018/4/30
Payable : 2018/5/15
今後の増配見込み
今回の60%増配のみならず,2020年に向けてさらなる増配を予定しています
2017年: 0.125 / 回 (0.5ドル)
2018年: 0.2 / 回 (0.8ドル)
2019年: 0.25 / 回 (1.0ドル)
2020年: 0.3125 / 回 (1.25ドル)
2020年の 0.3125 / 回 (1.25ドル)が実現されれば,2017年と比較して,配当額は2.5倍となります.
2.5倍ですよ!!
配当利回り
2018年4月20日の株価終値 16.47 ドルで配当利回りを計算してみます.
2018年: 0.8ドル 4.8%
2019年: 1.0ドル 6.1%
2020年: 1.25ドル 7.6%
この株価で保有していれば,7%台の配当利回り復活ですね!
もちろん30ドル台で購入し保有されている方にとっては,まだまだこんなもんでは納得されないかも知れませんが・・・.
バッド・ニュース
2020年の増配は予定されていますが,グッドニュースばかりではありません.
相変わらず,Trans Mountain Pipelineはグタグタしています.
https://seekingalpha.com/article/4151214-kinder-morgan-trans-mountain-might-never-get-built
どんな打算,思惑があるのかわかりませんが,すんなりとは行かないようです.
まとめ
キンダー・モルガン(KMI)が60%の増配を正式に発表しました.
75%の大減配の前科持ちですが,2020年までは増配されそうです.
配当額が2.5倍になるので,配当狙いの方にはオススメです.