C55は,アルトリア(MO)と日本たばこ産業(2914)の2つのタバコ関連銘柄を保有しています.
両銘柄とも,タバコ業界に吹き荒れる向かい風のため,株価は低迷しています.
期待される電子タバコも,減少する紙巻きタバコの需要を補えていないようで・・・.回復のきっかけがつかめていません.
しかし,株価の低迷を尻目に,配当は順調に成長しています.
MOは連続増配銘柄として有名ですが,2018年は2回の増配が行われるかもしれません.
太っ腹かもしれないアルトリアから配当金をいただきました.
(今回の記事は以前の記事の焼き直しです)
MOからの配当金
1株あたり 0.7ドル
C55の一般口座 500株
C55妻のNISA口座 135株
合計 336.08ドル(税引き後)
MOの配当履歴
2018年2回目の増配?
いったいどういう意味なのか,MOのこれまでの配当履歴を振り返ってみます.
2013年から四半期ごとの配当額の推移を示した図となります.
色分けされて分かるとおり,MOは毎年9月の配当権利落ち分から増配されています.
しかし,今回は2018年3月14日権利落ち分からの増配されています.
また右の赤字の%で示した数字は,増配率です.
例年,8-9%の増配率が続いていましたが,今回に関しては
0.66 → 0.70 ドル
増配率は6%にとどまっています.
3月の増配に関しては
- 時期が9月ではなく3月
- 増配率が若干低く6%
以上の2点がいつもと違っています.
増配の時期の違い
- 過去に同様のことがあったのか?
- あったなら,9月の増配はどうなったのか?
調べて見ました.
直近では,赤線で囲った部分,2010年に同様の事がありました.
3月の権利落ち分で増配されていますが,注目すべきは,9月の権利落ち分でも増配されている点です.
年2回増配されています.
0.34 → 0.35 ドル 3%
0.35 → 0.38 ドル 8.5%
0.34 → 0.38 ドル 12%
2009年9月と2010年9月で比較すると
12%の増配となっています.
増配理由
Today's dividend increase reflects Altria's intention to return a large amount of cash to shareholders in the form of dividends and is consistent with Altria's dividend payout ratio target of approximately 80% of its adjusted diluted earnings per share. Altria has increased its dividend 52 times in the past 49 years.
利益の伸びと,減税が追い風となり,目標とするpay out ratio (80%)を下回ったため増配を行ったようです.
つまり,業績が良かったから途中から増配しました,ということです.
過去49年間で52回の増配を行ってきたとのことですので,珍しい出来事であると思います.
まとめ
アルトリア(MO)は3月に増配していますが,これは異例なことです.
今回の増配の理由は潤沢なキャッシュに基づくものであるため,今年も9月の増配が期待できます.
2018年9月の配当は,2018年8月23日に発表予定です(現地時間ですよ).
祝!!増配決定.
増配率はなんと13%!!