米国優先株式ETF(PFF)は,安定した価格と6%近い分配金利回りが魅力のETFです.
安定した価格といいながら,優先株の性質上どうしても金融機関の割合が高くなり,リーマンショックの際には株価は目も当てられない状況に陥りましたが,ETF自体が消滅することはありませんでした.
むしろあの暴落局面で買い向かった猛者達は,年率10%以上の分配金利率を享受できているのではないでしょうか?
毎月安定した分配金が計算できるETFとして,C55はポートフォリオの約7%程度の額のPFFを保有しています.
しかし,最近PFFからの分配金が減少しているのでは?との憶測が流れています.もちろん毎月分配なので,月ごとの分配額には増減があるのは当然として,1年単位で分配金が減少しているのか? 調べてみました.
PFF分配金
分配金の額
2018年に配られた分配金は
合計 2.152ドル
分配金利回り
2019年1月4日終値は
PFF 34.98ドル
便宜上,この株価で分配金利回りを計算すると,
6.15%
分配金の推移
2008年から2018年の年別分配金の額を示します.
お詫び(2019/1/9追記):
ハイパー愛生男さんのブログ
で,この記事を紹介していただいたので,不安になってもう一度計算しなおしたところ,2018年の分配金合計額は,2.16ドル(訂正前は2.15)でした.
不正確な数字をアップしてしまったことをお詫び申しあげます.
グラフにしてみます.
減少傾向ではなく,
「横ばい」
PFFからの夏のボーナス
今回の分配金の集計には,C55が勝手に「PFFからの夏のボーナス」と呼ぶ,なぞの還付金は含めていません.
夏のボーナスと呼びながら,2018年のなぞの還付金は11月26日に振り込まれているので,冬のボーナスですね
ただ,還付金の額はスズメの涙のような額です.
PFFからのボーナスで何買おう? という気にはなれませんね・・・.
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まとめ
2018年の分配金の総額が確定しました.
減少傾向に歯止めがかかったと思われます.