株式投資の参考資料として,東洋経済新報社が発刊する会社四季報があります.
毎年この時期に,情報誌「会社四季報 業界地図」が発売されます.
分野ごと,テーマごとに,シェアや売り上げ高の順位,資本提携の相関図などが,図鑑のように見やすく解説されています.
経済に関心がある方にとって,ちょっとした疑問を解決してくれたり,知的好奇心を満たしてくれる本であり,個人的に「大人の図鑑」と呼んでいます.
8月24日に「業界地図2019年度版」が発売となりましたので紹介します.
業界地図 2019年版
特徴
会社四季報が,個別企業の分析となっているのに対して,この業界地図では,あるテーマに基づいて,シェアや売上高の順位のほか,他企業への出資比率や企業間の関係性などが,図で示されています.
お勧めする理由
この業界地図の素晴らしいところは,日本の企業のみならず,米国など外国企業の情報も含まれている点です.
各業界での国内のシェアなどは,普段目にすることが多いですし,実生活のなかでなんとなく肌で感じることができるものです.しかし,そこに米国などの外国企業が含まれてくると,世界シェアがどうなっているか? 売り上げ規模は? 出資関係は? いろいろな疑問がでてきます.ネットでもなかなか検索しづらいことがあります.その疑問を解決してくれます.
2019年版では,「次世代自動車」「スマートスピーカー(ボイス経済圏)」「RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)」「民泊」「シェアオフィス」「シェアサイクル」「コインランドリー」「仮想通貨」「コーヒー豆」「世界のユニコーン企業」
など,今をときめくテーマが新規掲載されています.
これらの業界は日本だけでなく,米国を含めた世界企業が事業を展開している分野なので,米国株投資家の皆さんにとっても,頭の整理に役立つのではないかと期待しています.
読んで初めて知ったことやわかった事が多く,「へぇ〜」の連続です.
大人の知的好奇心を満たしてくれるという点においても,お勧めです.
ブロガーの皆さんにとっては,ブログネタの宝庫として重宝しそうですね.
もちろんこれらの情報は,文章で書かれているのではなく図示されているため,とっても見やすい.
まさに大人の図鑑
ちょっと空いた時間に,チラッと見るのに最適な一冊です.
どこで買って何で読むか?
日経業界地図2019
まとめ