【PFF】 自分でなんちゃってPFFは作れる?
毎月分配金を届けてくれるPFFは,お財布にも,ブログネタにもとても助かります.
といっても分配金は次の投資に回すので,お財布に優しいという表現が正しいかどうかはわかりませんが・・・.
2017年4月分の分配金が入金されました.
今は優先株のETFを購入していますが,個別で優先株を買い,なんちゃってPFFを作ることは可能なのでしょうか?
iシェアーズ 米国優先株式 ETF【PFF】
概要
設立:2007年3月26日
手数料:0.47%
ベンチマーク:S&P U.S. Preferred Stock index
保有銘柄数:292銘柄
β値 0.12
セクター別の割合
40%が銀行,20%が多角金融,10%が不動産,9%が保険と,金融関連で80%を占めています.
国別割合
米国が86%です.
構成銘柄の中にはドイツ銀行も含まれており,下記の構成銘柄上位20位にドイツ銀行(DB)が2銘柄,合計2%含まれています.
この国別の割合は,会社の所在国別ではなく,優先株を上場している国別であると推測されます.
0.76% を占めるOthersの中に,日本の優先株,伊藤園が含まれているのか292銘柄すべてをチェックしてみましたが,残念ながら含まれていませんでした.
構成銘柄上位20
(2017年4月11日終値で計算)
黄色の背景は金融セクターです.
上位20のうち14個を占めています.
19位のドイツ銀行 Deutsche Bank Contingent Capital Trust V 8.05% TruPSがotherに分類されている理由はよくわかりませんでした.
おそらくFinancialsでいいと思います.
この株は8.05%の配当を確約した優先株式です.
優先株を自分で購入することは可能か?
優先株は,特定の金融機関や投資会社に対して特別に発行される株式というイメージをもっていましたが,ある種の優先株は個人でも購入可能なようです.
例えば,11位のDB: Deutsche Bk Contingent Cap Tr III Tr Pfd Secsはニューヨーク証券取引所でDTKのtickerで取引されています.
株価は 26.5ドル前後
配当利回りは驚異の7.58%です.
出来高も1日平均12万株と,そこそこの流動性もあります.
もしこれらの優先株が自分で購入可能であったら,PFFよりも高配当なポートフォリオを組むことができるのでは? と考えました.
しかし,C55が取引している楽天証券では,tickerで検索してもDTKは見つからず,購入できませんでした.
米国株の取り扱い銘柄数がもっと多いマネックスやSBI証券で取引されている方は,一度調べてみてはどうでしょうか?
ひょっとしたら,自分の手で,より高利回りで手数料の安い,なんちゃってPFFを組むことができるかもしれませんよ.
PFFからの分配金
C55のNISA 112株
特定口座 10株
妻のNISA 132株
合計 254株
1株あたり 0.19062 ドル(税引き前)
分配金振込額 43.24 ドル (税引き後)
3月が1株 0.19193 ドル,204株分 34.75 ドル (税引き後)でした.
NISA口座のスキマを埋めるために50株を追加購入したために,振込額が増えています.
43ドルあれば,この分配金でもう1株購入することができますね.
自分でなんちゃってPFF作れる?
楽天証券で取引をしている場合,自分で優先株を購入し,オリジナルのPFFを作ることはできませんでした.
おとなしくPFFを購入していきたいと思います.