バフェットが見捨てた? AT & T (T) より配当金
IBM株のバフェットショックもブログネタ的にも一巡した感じがしますが,IBMの株価は反発することなく,じわじわと値を下げています.今後もバフェットによる売りの可能性もあり,興味は尽きません.
上記の記事でも紹介しましたが,バフェットに売り払われた銘柄はIBMだけではありません.5%前後の高配当が魅力の,米国通信事業の雄,AT&T株も2015年に売り払われています.
そんなAT&Tから配当金をいただきました.
the money foolより
AT&Tからの配当
配当金
一株あたり 0.49 ドル(税抜き前)
妻のNISA口座で 292株 分
合計(税抜き後)128.77 ドル
株価チャート
過去5年分の株価チャートを提示します.
yahoo financeより引用
配当利回り
株価 38.22ドル (2017/5/9終値)
配当 1.96 ドル
配当利回り 5.08 %
このところの株価の下落で,配当利回りは再び5%を超えてきています.
バフェットはAT&Tを見捨てたのか?
AT&T株ホルダーの方,ご安心ください.
答えは,NO です.
では何故,バークシャーはAT&T株を保有し,売却したのか?
実際にはバフェットは自らAT&Tを買い集めてはいなかったのです.バフェットは2011年にDirec TVを買い集め始めました.その後,AT&TがDirec TVを買収するときに,Direc TVの株主に1株あたり$95を提示しました.しかし,そのうちわずか$28.50分しか現金で支払われず,残りはAT&Tの株で支払われました.そこで獲得した5,932万株を売り払ったのです.
AT&Tはwide moatを持つ企業ですが,今後も持続的な成長が可能な会社では無いため,バフェットは継続保有に興味がなかったということです,
IBMの様に,期待して株を買い集めたけど,失望し愛想尽かして見捨てたわけではありません.
例えるなら,
「引き出物でバカラのグラスをいただいけど,そもそもお酒は飲まないからメルカリで売り払っちゃった」 的な・・・.
いい物だとは知っているけど,そもそも興味が無い,もってても使いようが無いから売り払った・・・,ようです.
ホルダーとして複雑な心境ですが,とりあえず神様に
You are Fired!
された訳ではないので,今後も保有を継続し,さらに配当利回りを見て買い増しを考えていきたいと思います.