Materialセクター 配当利回りと長期チャート
セクター分散をするための銘柄選定のため,Vangurd社が運用する11のセクターETFの中で,各セクターで上位10銘柄の一覧を作成しました.
【ダウンロードフリー】Vangurd セクター別ETF 上位10銘柄一覧 - C55 40代の資産運用,投資ブログ
C55の保有する株式資産で,まだ保有していないのは
Consumer Discretionary(一般消費財)
Materials (素材)
REIT
Utilities(公益事業)
の4つのセクターでしたが,先日Utilities(公益事業)に関してはSOとDUKを購入したので,残りは3つとなりました.
今回は,Materials (素材)の配当利回りと長期チャートから,投資銘柄を選びたいと思います.
Materials (素材)
銘柄
Vangurd社 MaterialsセクターETF(VAW)の上位10銘柄を以下に示します.
この10銘柄でVAWの 48.8%を占めています.
DOWやDDは過去に一時的に保有していたことがあります.
MON IPなど,候補に挙がった時期もありましたが,購入に至っておりません.
Utilityセクターの時もそうでしたが,セクター別に上位10銘柄として組み込まれている会社でも,知らない,名前さえ聞いたことがない会社の方が多いという事実に驚いています.
まだまだ勉強が足りません.
配当は?
この10銘柄の配当利率とPayout Ratioを記入しました.
この10銘柄の配当利率の平均は
2.29%です.
Utilityセクターの3.5%と比較して低めです.
3%を超えるのはLYBとIPの2銘柄しかありません.
IPは3.4%ですが,Payout ratioが96%と高いのが難点です.
この10銘柄の中で配当利率が高目の銘柄は
DOW
PX
APD
LYB
IP
の5つとなります.
株価チャート
10銘柄の株価,長期チャートです.yahoo financeから引用しました.
判定ポイントは,
- 綺麗な右肩上がりになっているか?
- 株価の下落によって見た目の利回り上昇を来していないか?
の2点を確認します.
チャートの形を見て,独断で
×,△,◎
を決めていきます.
形だけで決めます.
長期チャート
DOW
判定:◎
リーマンショック時の落ち込み方が酷いです
それを除けば,理想的な形です.
DD
判定:◎
リーマンショック時の落ち込みを除けば,理想的な形です.
MON
判定:△
このとこと株価は伸び悩んでいます.
過去の高値を抜けていません.
PX
判定:◎
このところ横ばいが続いていましたが,高値を更新しています.
理想的な形です.
ECL
判定:◎
素晴らしいチャートです.理想的な形です.
APD
判定:◎
リーマンショック時の落ち込みを除けば,理想的な形です.
SHW
判定:◎
素晴らしいチャートです.理想的な形です.
LYB
判定:△
このところ株価は伸び悩んでいます.
三角持ち合いでしょうか?
上にブレイクしたら買いですが・・・.
PPG
判定:◎
チャートは右肩あがりですが,このところ株価は伸び悩んでいます.
IP
判定:△
長期で見ると勢いが感じられません.
Utility比べて,右肩上がりのきれいなチャートが多いです.
結果
◎:DOW, DD, PX, ECL, APD, SHW, PPG
△:MON, LYB, IP
×: 該当なし
配当利率2%超,
チャート ◎
両方を満たす銘柄は,
DOW (2.87%)
PX (2.42%)
APD (2.58%)
の3銘柄となりました.
(かっこ内は配当利率です)
長期チャートの「きれいさ」を加味して,
APDを購入したいと思います.
配当利率は1%と低いのですが,チャートが超きれいでPayout Ratioも26.9%しかないので
SHW
も候補にします.
ちなみに
APD 35年
SHW 39年
配当貴族です.
まとめ
素材セクターは,配当利率は低いものの,長期チャートでは右肩上がり銘柄が多かったです.
配当利回りと長期チャートから判断して,
APD
長期チャートとPayout ratioから判断して
SHW
この配当貴族である2銘柄をMaterial(素材)セクターからの購入候補とします.
続報
シャーウィン・ウイリアムズ(SHW)を購入しました.
エアープロダクツ・アンド・ケミカルズ(APD)を購入しました.
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サザン(SO)とデュークエナジー(DUK)を購入しました.
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