40代の資産運用,投資ブログ 

米国株を中心に,40代の資産運用,投資について書いています

2018年一般NISA.アリババ(BABA)の潜在リスクを許容し,全力買い.

2018年よりNISA制度は,一般NISA,つみたてNISA,ジュニアNISAの3本立てとなります.

それぞれ,投資可能額や期間,対象年齢や取り扱い銘柄など一長一短がある制度ですが,お上が与えてくれた免税制度ですので,利用しない手はない.

 

C55は,2018年は一般NISAを選択し,240万円(夫婦二人分)の投資枠を利用する方針としました.

 

日米とも年初の取引開始後から株価上昇が続き,割高感,天井論,暴落論 いろいろ囁かれてはいますが,将来のことはわかりません.

 

ということで,さっそく一般NISAで株を購入しました.

 

購入した銘柄は ,今年最初のブログ記事で宣言したとおり,

アリババ(BABA)です.

 

 

Alibaba(BABA)

購入した株

C55のNISA口座で

1株あたり 187.39 ドル

株数       50 株

購入しました.

 

以前より保有していたBABA 65株と併せて

保有株数    115 株

平均取得価額 142.06 ドル

全てC55のNISA口座で保有

となりました.

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なぜBABA

 以下三3点が主な理由となります.

  1. 習近平政権の長期化が見込める
  2. 決済市場の拡大が見込める
  3. ロールオーバーし10年保有する

 

習近平の長期政権

2017年10月に行われた中国共産党第19期中央委員会第1回総会の中で,習政権2期目の指導部が発足しました.

 

総書記は2期10年で交代し,2期目に入る時には次の後継候補として50代の若手が指導部に入るのが慣例でしたが,今回の人事では若手が入りませんでした.

 

これは,習近平が2期10年の慣例を破り,3期15年の長期政権を敷くための布石では?とされています.

習氏、「富強繁栄」誓う=長期政権へ布石-2期目指導部が発足・中国:時事ドットコム

 

潜在リスク

BABA株に関しては,和波さんが詳細にまとめています.

素晴らしい分析で,これをみればアリババの現状が全てわかります.

w73t.com

 

和波さんが指摘する,中国企業アリババの潜在リスクは2点(競争激化,競合の出現などは除きます)

  • 国有化
  • VIE(変動持分事業体)の構造リスク

 

国有化

国有化に関しては,もともとBABAは習近平と対峙する江沢民派と蜜月関係にあったようです.

 

江沢民派の多くがBABAに投資し,その収益が活動資金なっているため,事の運びによっては習近平政権がBABAを国有化もしくは弱体化させる可能性がある,というものです.

 

しかし,C55はなにか情報をもっているわけではありませんが,この可能性は低いと考えています.

 

習近平は政権を維持するにあたり,汚職撲滅の御旗のもと江沢民派を徹底的に粛正してきました.

もし江沢民派を潰すためにBABAを国有化したり弱体化させるのなら,もっと前にBABAを規制し,成長させない手段がとれたはずです.

 

BABAがNYSEに上場したのが,2014年9月19日.習近平はこれも阻止することができたはずです.

しかし,何もされなかった.

 

習近平が許した?

 

そう推測すると,長期化を目論む習政権のもとでは,むしろ安泰なのでは?と考えています.

 

VIE(変動持分事業体)の構造リスク

世界一厳しいとされるSECのルールの中で上場していますし,上場がゴールの企業ではないでしょうから,本体が崩壊する程の不正は行われないのでは? と楽観しています.

 

その意味では,まだNYに上場していないテンセントの方がリスクが高いのではと思っています.

 

粉飾決算をおこなっても上場が維持され,逆に生意気な若者が経営する企業が上場廃止に追い込まれる東京証券取引所とちがい,NYSEに上場しているという信頼感があります(エンロンのことは横に置いておきます). 

 

決済市場の拡大が見込める

アリペイの存在が大きいです.

VISA,MasterCardの株価上昇や,AppleがApple Payでの市場参入など,まだまだ電子決済の市場拡大は続くと思います.

 

中国での決済市場は,BABAの「アリペイ」とテンセントの「ウィチャットペイ」の2強による寡占状況です.

和波さんの記事では,中国での個人消費支出に占めるカード支払いの比率は55%に達しているとのこですが,普及が進んで成長の余地は少ないとみるか,まだ半分にしか達していないと見るか?

 

国の発展,中間層の増加,消費拡大によって中国の決済金額はまだまだ成長していくと考えています.

 

ちなみに,日本クレジット協会が発表した「日本のクレジット統計 2015年」の中で,諸外国の状況では,中国のデータは欠損していました.

https://www.j-credit.or.jp/information/statistics/download/toukei_03_h.pdf

 

ロールオーバーで10年

2018年に一般NISA購入した分は,2023年にロールオーバーするか課税口座に移行するか,売却(2023年以前でもOK)するかの選択をすることになります(ロールオーバーを選択すると2023年分のつみたてNISAはできません)

 

ロールオーバーを選択することで合計10年の非課税期間が得られます.

 

一般NISAで10年間,無配当成長株を運用するか,株価は上昇しないけれど6%の高配当株を運用するか,損益分岐点を検証してみました.
www.c55hero.com

 

その結果,

10年で1.6倍の株価上昇が望めるならば無配当成長株の方がお得

 

BABAであれば,1.6倍はたやすいことと思います.

 

現在の平均取得価額が約 142ドルなので,224ドル.

十分到達可能です.

 

一般NISA残り枠

BABAを購入したことで,C55の2018年一般NISA買い付け可能額は

83,390円

 

PFFの「勝手にころがる雪だるま」分を残しています.

 

2018年の投資方針

2018年の投資方針を書いたブログです. www.c55hero.com

 

 

まとめ

2018年開始1週間で,NISA買い付け可能額は8万円ほどになってしまいました.

 

いろいろリスクはあるとは思いますが,アリババ(BABA)の将来性に賭けてみたいと思います.

 

さすがにテンバガーは初夢で終わるでしょうけど・・・