先日,敬老の日にちなんで,高齢化と人口減少について記事にしました.
好評をいただいており,C55が過去にいただいた「はてなブックマーク」の総数として一番多くなっています.
この記事のなかでは,超高齢者の人数と平均余命について紹介しており,今後数年間である都道府県まるまる1個が消滅するほどの超高齢者がお亡くなりになるという事実を,すこし盛って紹介しています.
実際の人口動態としては,超高齢者が死亡する一方で新しい命も誕生しているわけであり,
超高齢者の死亡数=人口減少数
の式は成り立ちません.
最近の人口動態がどうなっているのか,まとめてみました.
出生数
毎年何人ぐらいが生まれているかご存じでしょうか?
出生数の年次推移を示したグラフを内閣府の少子化対策のサイトから引用しました.
C55は1974年(昭和49年)生まれ,第2次ベビーブームの最後の世代です.
1975年(昭和50年)以降,出生数は 200万人を下回り減少傾向が続いています.
2015年(平成27年)の出生数は 100万人で,
C55が生まれた時代の半分しか生まれていません.
母校の小学校が30名弱の一クラスになっているのうなずけます.
C55の子供が通う小学校は,教室が余っているのも納得です.
2016年の出生数は 98万人.
ついに 100万人を下回ってしまいました.
厚生労働省が発表する「平成28年人口動態統計の年間推計」を参照しました.
http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/suikei16/dl/2016suikei.pdf
死亡数
毎年何人の人が亡くなっているのでしょうか?
平成28年に死亡した人数
129万6000人
人口の自然増減
マイナス 31万5千人
実に,30万もの人口が減っています.
人口が30万人を下回る都道府県はありませんので,市町村で例えてみます.
30万人
どの都市ぐらいの規模か,想像できますか?
横浜市
373万人
さすがに毎年横浜市が消滅するほどの人口減はあり得ないでしょう.
さらに,札幌,仙台,さいたま,大阪 神戸,広島,福岡などの政令指定都市も,その定義が人口 50万人以上とされているので,当てはまりません.
30万人台の都市
和歌山,奈良,郡山,前橋 高知,那覇などの県庁所在地が含まれています.
30万人を切る都市
福島,福井,徳島,山形などの県庁所在地があります.
地方の県庁所在地の人口に匹敵する数が,毎年減っていることになります.
以上の数字は,2016年10月1日時点での推計です.出典は以下のサイトになります.
先日の記事では,超高齢者が今後5年で 100万人亡くなって,この数字は富山県,秋田県の人口と同じぐらいで,和歌山県,山梨県,福井県,佐賀県の人口を超えている事を紹介しました.
半ば冗談で書いていましたが,真面目に人口動態を見てみると
5年で 100万人以上,人口が減ります.
これやばいでしょ!
忖度がどうやら,不倫がなんちゃら とやっている場合ではないでしょう!
不幸にも,人間は分裂できないので,子供を産むかよそから人を連れてくるしか人口を増やす方法はありません.
「少子化対策待ったなし」
といわれる所以です.
まとめ
人口減は大きな社会問題です.
移民を認めるか,子供を増やすかの2択しかありません.
姉さん女房であるC55の妻は出産適齢期を越えてしまいました.
すでに3人の子供がいますが,少子化対策に協力したいという気持ちは強いです.
消費税増税分をどこに回すかの議論も大変重要ですが,国会議員の皆様,ここは一つ,少子化対策の一環として
「不倫は文化である」
法案を提出してみてはいかがでしょうか?
「一夫多妻,一妻多夫」法案でもいいですよ.
お粗末!!