40代の資産運用,投資ブログ 

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【朗報】中古スマホのSIMロック解除も義務化されるようです.格安SIMでの運用がますますお得に.

我々の生活でなくてはならない存在となったスマホ.

 

初代iPhoneが,2007年1月に発表されてからたったの10年で,広く深く日常生活に浸透しましたね.

 

3大キャリア(ドコモ,AU,ソフトバンク)が独占していた通信回線は,仮想移動体通信事業者(MVNO: Mobile Virtual Network Operator)いわゆる格安SIMが普及したことで,かなり安く使うことができるようになりました.

 

3大キャリアへの縛り付けの元凶となっていたSIMロックも,原則解除に応じなければならなくなりました.さらに,中古市場に流れたスマホに対しても,SIMロック解除に応じることを義務化するようです.

news.yahoo.co.jp

これは中古スマホを買って格安SIMで運用していた方々にとっても朗報です.

 

 

 

格安SIM

初代iPhone発売当初は,3大キャリア(といってもドコモはiPhoneを取り扱っていなかった)との回線契約が必須で,高額な通信費,2年ごとにしかできない解約,不要なサービスに加入させられるなど,ユーザーにとって不利な条件でした.

 

C55が始めてiPhoneを手にしたのはiPhone 4からで,ソフトバンクで契約しました.5GBのデータ容量で,月々の支払い額は9,000円ちょっと,夫婦2人で2万円程度だったと記憶します.通話はほとんど行っていないにも関わらず,このくらいでした.

 

データを結構使っているだろうと思い確認したことろ,毎月わずか 0.5-0.7 GB程度しか使用しておらず,使わない物に高い金を払っていた事実に気がつきました.

 

その後,格安SIMが普及し始めたので,2015年12月からIIJ mioに変更し,月額の支払額は2,000円程度になっています.このブログをご覧になっている方の中にも,格安SIMに変更されているかたも多いのでは?

 

格安SIMが普及し始めた当初は,無数の企業が格安SIM事業に参入し,差別化のため多種多様なサービース,0円SIMなど多彩な料金設定がありました.しかし,ある程度淘汰が進んだ現在,通信料金では各事業者間で大きな差は無くなっています(何ヶ月間無料,割引といったキャンペーンはまだまだ続いていますが).

 

料金に大きな差が無くなったため,格安SIMで通信費をお得にするためには,どこの格安SIM会社を選ぶかでは無く,「いかに安く端末を手に入れ,長く使うか」がミソとなっています.

 

中古スマホ

中古は絶対にイヤ,という方には関係がありませんが,端末を安く仕入れる方法として中古スマホを買うという選択肢があります.

 

スマホの中古市場は結構充実しています.特にiPhone.

 

中古といっても,新品未使用品であったり,C55がよく利用する「じゃんぱら」では傷などの状態によってランク付けされていて,Aランクであればぱっと見,未使用品かと思えるくらいきれいです.

 

新品未使用のiPhoneが,アップルストアよりも3割以上安く買えるということはさすがにありえませんが,物によっては1万円程度安く購入できます.

 

通信料で差が無くなりつつある現状では,通信料以外のコスト,つまりは端末代のコストを抑えることが重要で,少しでも安く購入し,少しでも長く使うというのが正解となります.

新品へのこだわりがなければ,中古スマホという選択肢もアリだと思います.実際C55家では中古iPhone(新品未使用とAランク)を購入し使っています.

 

 

SIMロック解除済みのメリット

新品のスマホを3大キャリアで購入した場合,そのキャリアの回線でしか使用できないように「SIMロック」という処置がなされています.

 

例えば,ソフトバンクで契約したスマホ本体を,ドコモの回線で使用する事はできません.また,格安SIMで運用をしようとしても,ソフトバンクの回線を間借りしている格安SIM会社でしか使えません.

 

mineoなど,3社とも契約できる格安SIM会社も登場しましたが,ソフトバンクの回線を間借りしている格安SIM会社は,まだまだ少数です.

 

もしSIMロックが解除された端末であれば,すべての会社の回線が利用できます.つまり,好きな格安SIM会社を選べるということです.

 

ソフトバンクで契約したため狭くなっていた格安SIMの選択肢も,SIMロックを解除することで他のキャリアと同じ条件になります.

 

また,海外へ行くときはSIMロック解除済みスマホは便利です.

 

例えば人気のハワイ.

 

ドコモで契約する方は,そのままハワイに持ち込んで利用することができますが,24時間あたり980円かかってしまいます.複数日になると現在キャンペーンが行われお得になってはいますが,それでも7日間で5,280円.

パケットパック海外オプション キャンペーン料金プラン | サービス・機能 | NTTドコモ

 

しかし,現地の格安SIM, READY SIM (旧ZIP SIM) を使えば,7日間で2,000円ちょっとで済みます.

実際,夏休みにハワイに行ったとき,このZIP SIMを使いました.夫婦2台分ですので,差額は大きいと思います.ハワイ(米国内)での通話は無料で,google検索やマップなどスマホの機能は全く問題なく使えます.

SIMロック解除済みであれば,海外でもスマホを安く利用できるメリットがあります.

 

 

中古スマホのSIMロック解除

2015年5月1日以降に3大キャリアで契約したスマホのSIMロック解除に関して,ユーザーの要請に対して3大キャリアが応じることを総務省が義務化したため,SIMロック解除済みの中古スマホが流通し始めています.

 

しかし,このSIMロック解除は,最初の所有者が回線を契約している時にしか申請できないため,まだまだ数は少ない.

 

上に示したように,SIMロック解除端末は何かと便利であり,未解除のスマホよりもプレミアがつきお高く取引されています.

 

もし中古スマホのSIMロックが解除できるようになれば,SIMロック解除済みスマホの優位性は失われ(解除にかかる手数料分ぐらいの付加価値はあるかもしれない),SIMロック解除済みというプレミアムは剥がれ,おしなべて中古スマホの値段が下がるのではないかと予想しています.

 

 安くスマホを手に入れ,通信費を抑えたいと考えるユーザーにとっては朗報だと思います.

 

 

まとめ

3大キャリアとの契約期間中だけでなく,中古市場に流れたスマホもSIMロック解除が可能になりそうです.

 

中古スマホ市場の活性化に期待します.

 

www.c55hero.com