金融リテラシー教育の必要性を痛感
マネーの達人に国府勇太氏が寄稿した下記の記事が,yahooに取り上げられました.
20代の平均貯金額は「184万」、45.3%が「貯金などない」 30代、40代の気になる平均貯金額は? | マネーの達人
この記事に対するコメントを読み,金融リテラシーなどの教育がいかに大切かを痛感したので記事にします.
国府勇太氏の記事
要約
前半部分は,2017年5月に総務省が発表した「家計調査報告」の中の,平均貯蓄高について述べられています.
このデータと金融広報中央委員会のデータを併せ,世代間での平均貯蓄額の差,資産における世代間格差について問題提起しています.
この世代間格差を埋めるためには,以下の具体例を出して「複利」を利用しなさいと説いています.
20歳の若者が「毎月1万円の貯金」をした場合は50年後には「600万円」にしかならないが,アメリカS&Pのインデックスファンドに投資して、年7%の利回りを得ると仮定したら,50年後には「5000万円」を超える.
さらにこの「複利」を利用した長期投資に関しては,バフェットも勧めていることも指摘していますし,「お金に働いてもらう」ことの大切さも説明しています.
至極まっとうな内容であり,インデックス投資家や米国株投資家の多くのブロガーが同じような内容の記事を一度はアップしているのではないかと思うくらい,常識的なことが書かれていました.
この記事に付いたコメント
この記事に付いたコメントがスゴぎます.
もちろん普通のコメントもありますし,的確な指摘をされているコメントもあります.
「コメントがスゴすぎる」とひとくくりにしてしまうのは誤解を与える可能性がありますが,「スゴい」と思ったコメントの一部を紹介します.
- 投資しないと損なんて、使わせたい人の策にすぎない。
- そのインデックス・ファンドとやらの宣伝か?
- 勤め先に入社以降今日まで財形貯蓄をしっかりやってきて良かったが、それでも貯蓄額がまだまだ少ない。
- この記事は投資の話だけど年利7%なんてうまい話はリスクが伴うし、みんながそんなに効率よく投資できる訳ない。
- 今の時代7%で運用できるなら銀行は困らない。
- 詐欺は他所でやってください。
- 金融庁はそれをギャンブルと思わせるようなマネー誌やサイトを規制した方がイイカモ。
- なんだ、ただの投資を呼び込むための記事か.
感想
記事ではなくてコメントを見ての感想です.
記事を読んで抱く感想は人それぞれですので否定しません.
しかし残念です.
もう少ししっかりと文章読むか,出てきた単語,例えば「S&P インデックスファンド」「ウォーレン・バフェット」「お金に働いてもらう」なんかをググってみれば,何か現状を打開できるヒントが得られると思うのですが・・・.
勝ち組と負け組の境界線が見えた気がします.
ひょっとしたらこちらが負け組なのかも知れませんが・・・.
まあ,記事を読んでわざわざコメントを付ける一部の方の中の,さらに限られた一部の方の意見なので,これらのコメントをもって何か結論ずけることはできませんが・・・.
どんな属性の人たちなのか興味があります.
まとめ
人は人,自分は自分.
自分の子供には,ちゃんとした金融リテラシーを教育したいと思います.
さらに,何か意見を言うときには
「一度調べてみてからコメントするように」
を徹底的に教育したいと思います.