暗雲が立ち込め始めています
検証中の「NISA口座でPFFをコツコツ買えば節税効果が得られる」について,コメントをいただきました.
検証している仮説を示します.
- PFFをNISA口座で買うと,平均取得価格が手数料込みでの値段になっている
- 手数料込みなので,実際の株価よりも平均取得価格は高くなる
- 手数料は後日キャッシュバックされる
- 平均取得価格が高くなるため,精算したときに損失が発生する可能性がある
- NISA口座での損益通算はできないが,課税口座に移したあとならできる
現在上記の1〜3までを検証中で,この3点については,ほぼ確認できました.
節税効果が得られるという結論を導き出すためには,残りの2点を証明する必要があるのですが,先日いただいたコメントより,この仮説の証明に暗雲が・・・.
コメントを紹介します.
コメント
当ブログを読んでいただいた方から下記のコメントをいただきました.
ありがとうございます.
コメント内容
「NISA口座でPFFをコツコツ買えば節税効果が得られる」の記事について
たしか 「NISA口座から課税口座に移管された場合は、平均購入価格とは関係無しに、移管時点での株価を取得単価とする」 だったと思います。 間違っていたらごめんなさい。
コメントの解釈
C55の仮説の前提は,
「PFFの平均取得価格の表示金額そのままが,取得金額として課税口座へ移管される」
です.
つまり
楽天証券のNISA口座の管理画面では,「平均取得価額は手数料を含んだ約定代金によって計算され表示されている.これがNISA期間が終了し課税口座に移管する時の平均取得価額としてそのまま用いられる」
このことを前提としていたのですが,ご指摘いただいたコメントでは,
「課税口座へ移管する時は,手数料を含めた平均取得金額ではなく,手数料を抜いた実際の平均取得金額をもって移管される」のではないか?
というものです.
実はこの差違が「ひょっとしたら節税になるのではないか」と思いついた理由です.
2017年6月20日の記事の導入部分で,
「仮説を証明するためには,NISAの期間が終わり,PFFを課税口座に移管して精算しなくてはならないので,まだまだ先の話になります」としていました.
しかし仮説のミソは,コメントでご指摘いただいた部分に集約されることに気がつきました.
「課税口座に移管するときの平均取得価格がどうやって計算されるのか?」
この疑問さえ解決できれば,数年後を待たずに仮説の検証ができることがわかりました.
対応
ググってみても的確な答えに行き着かなかったので,さきほど楽天証券にメールで問い合わせています.
前回1557の国内税金についても問い合わせているので,クレーマー扱いされていないか心配です.
返答がいただけたら,報告致します.
まあ,こんなに簡単に節税できるほど世の中あまくないよね〜