40代の資産運用,投資ブログ 

米国株を中心に,40代の資産運用,投資について書いています

米国株取引手数料が高い楽天証券での投資方針.他のネット証券との手数料比較

以下の記事は2017年9月22日をもって誤った記事となります.

 楽天証券も米国株(ETFを含む)の売買手数料を,他の証券会社と同等の水準まで引き下げてくれました.

 

新しい手数料に関しては下記の記事を参照してください.

www.c55hero.com

 

 

誤解が生じないように,この記事の消去も考えましたが,このような歴史があった事は事実ですので消去せずに置いておきます.

 

 繰り返します.

以下の記事は2017年9月25日以降,間違った内容です.

 

 

楽天証券は高い

先日,C55にとって証券口座を複数保有するメリットはないと判断し,口座を整理する内容の記事をアップしました.

www.c55hero.com楽天証券をメイン口座にしていますが,他の大手ネット証券と比較して米国株取引手数料は高いため,楽天証券口座で損をしない方針を考えてみました.

 

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米国株取引手数料比較

口座別取り扱い商品と手数料

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楽天証券のジュニアNISAでは米国株と米国ETFは売買できません.

手数料では楽天証券の割高さが際立っています.

表にはしていませんが,為替スプレッドは片道0.25円で一律同じです.しかし楽天以外ではキャンペーンなどが行われ,為替の手数料も割安になるようです.

楽天証券で米国株取引を行う時の注意点

楽天証券では1取引あたり税込み27ドルもの手数料がかかります.連続増配,高配当株であっても何も考えずに購入すると,手数料負けという事態が発生します.購入金額に対する手数料(27ドル)の割合の早見表を作りました.1ドル110円として計算しています.

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配当利率3%の株を1,000ドル程度の購入した場合,1年分の配当金同等額が手数料で消えることになります.少なくとも3,000ドル程度購入しないと手数料の割合が1%を切りません.マネックスやSBIと同等の手数料率にするためには7,000ドル程度の購入金額が必要です.

3,000ドルの株を購入の場合,マネックスやSBIとの手数料は税込み14.58ドルで,楽天証券との差額は12.42ドルです.ほぼ倍額の手数料を支払うことになります.

楽天証券のいいところ

楽天証券では配当金にかかる国外源泉徴収税額の計算がされています.下の図はJNJの特定口座での物です.

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特定口座年間取引報告書には,外国税額控除の確定申告を行う時に必要な国外源泉徴収税額などが表となっており,自分で作成する手間が省けるので大変便利です.「外国所得税の額」の欄の一番下には合計額が記載されていて,この数字を確定申告することで,還付されることがあります.C55は確定申告で4万円強の外国所得税を取り返しました.全額もどる訳では無いこと,NISAは対象外であることに注意が必要です.

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他の証券会社のことはわかりませんのでご了承ください.

手数料以外の点は?

取引画面の使用感やサービスに不満を感じません.あまり多くを望んでいないというのもあるかもしれません.「キュウゾウさん」はマネックスに対してお怒りのようで,それぞれ一長一短があるということでしょうか?(勝手にリンクを張らせていただきました)

kyuzoh.com

投資方針

なんとなく楽天証券で取引を開始し,家族全員のNISA口座を開設するなど,どっぷりと浸ってしまっています.今更口座を変更し,資産を移動させることは大変だと思うので,このまま楽天証券を使い続けると思います.しかし手数料も馬鹿にならないので以下の3点について気をつけたいと思います.

1. 手数料の値下げを求める

楽天証券に対して,メールなどで手数料値下げを要望していきたいと思います.あまりに対応が悪いならば,そのときは覚悟を決めます.楽天証券をお使いの方,みんなで要望しましょう!!

2. 1回の取引額を3,000ドル以上にする

米国株を購入するときは1回の取引額を3,000ドル以上にするよう心がけます.単純計算してシミュレーションします.

<例>

配当利率4%の株の配当権利取り日が目前に迫っていたとします.米国株では四半期ごとの配当が多いので,1回あたりの配当額は投資額の1%となります.配当利率が2%ならば,1回あたりの配当額は投資額の0.5%となります.投資額($)に対する一回あたりの配当額($)を示します.注:年間配当では無く1回あたりの配当額です

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楽天証券での取引手数料27ドル(税込み)

配当利率4%の株を,焦って2,000ドルくらいしか投資しないと,手数料で7ドル損が出てしまします.ならばもう少し資金が貯まるの待って,次回の権利確定日までに購入したほうが良いという結果になります.配当利率が4%もある株ですらこのような計算になりますし,2%の配当利率であれば5,000ドル投資しても手数料負けしています.配当にかかる税金を考慮すると,もっとシビアな計算になります.注:年間の配当額で考えた場合は上記の配当額を4倍してください.

 

年間で考えると配当利率2%の株を1回あたり2,000ドル程度買えば,年間配当として手数料負けすることはありません.落としどころとしては,3,000ドル以上が気分的に適当かと考えています.いずれにせよ,配当再投資の方針ならば焦って購入する必要は無いということになります.

 

もちろん株価自体の値上がりがあるので待つというのが全て正しいわけではありません.実際に,取引手数料にかかる最大損失額は27ドルですので長期的に見ればあまり気にしなくてもいいのかもしれませんね.

 

3. 配当入金口座をまとめる

配当が入金される口座を分散させると再投資の効率が悪くなります.資金を移動させればすむ話ですが,手間もかかります.不本意ながらも楽天証券にメイン口座として集約して,継続使用します.