「聞いてねぇだ〜」とか「効いてる〜だ〜」
皆さんにとってはどうでもよいことかも知れませんが,メルク(MRK)の主力製品である「キイトルーダ」の臨床試験の成績が良かったようです.
キイトルーダ
詳細は説明できませんが,ガンに対する免疫チェックポイント阻害剤という,新しい治療薬です.
免疫療法とも呼ばれていますが,巷にあふれるインチキ免疫療法とは全く異なり,正当な臨床試験の結果を受けて,保険適応承認が行われいます.
インチキ免疫療法は自費診療で結構な額(数百万円とも)がかかるそうですが,本物の免疫療法である,キイトルーダやオプジーボなどは年間1〜3千万円!! 保険診療と高額医療補助制度で,実際に患者が払うお金はわずかですが,国家を破綻させるのでは? とも言われているお薬です.
メルク(MRK)
キイトルーダの発売元はメルク(MRK)です.
2017年10月に,肺癌の第一選択薬として,キイトルーダとカルボプラチン(抗癌剤)との併用療法の,欧州での新規適応追加の申請を取り下げました.
これを受けて,ストンと株価が下落していました.
その時の記事です.
しかし,先日,肺癌に対する初回治療での臨床試験でいい成績が発表され,株価は復活しています.
この成績を受けて,ヨーロッパでも承認申請の際のデータが増えた(米国ではすでに承認を得ている)ことが好感されたようです.
<2018.4.25 追記>
KEYNITE-189試験の良好な結果(死亡のリスクを半分にする)を受けて,転移性非小細胞性肺がんの一次治療として,キイトルーダ+アリムタ+白金製剤 療法がヨーロッパで承認されました.
Pembrolizumab plus Chemotherapy in Metastatic Non-Small-Cell Lung Cancer. - PubMed - NCBI
結果が,医学界では超有名なNew England Journal of Medicineに掲載されています.
興味があるかたは一度読まれたみてはいかがでしょうか?
株価や配当
株価 59.63ドル
配当 1.92ドル
配当利回り 3.36%
(2018年4月25日終値)
まとめ
キイトルーダの臨床試験の結果を受け,メルクの株価も復活しました.
実はC55は,メルク株を過去には保有していた時期もありますが,現在は保有していません.今後も購入することはないと思います.
なら何故メルクの記事を書くのか?
キイトルーダのだじゃれが書きたかっただけです・・・.
あきれる〜だ〜?
おそまつでした.