それほど面倒でないよ.楽天証券でのイデコ口座の開設手続き 準備しておくことはたったの4つ
個人型確定拠出年金「iDeCo」の口座開設が済み,購入商品の振り分けが済みました.結構めんどくさそう,会社に届けなければならない,よくわからない,そもそも知らない.理由は様々ですが,開始にあたって二の足を踏んでいる方もいるかも?
しかし,実際に手続きしてみると,チーッとも面倒臭くなく,これで所得税が控除されるなど税制面で有利なのであれば,やらないわけにはいかないと思います.
このブログを読んでくれている方の中で,iDeCoに入れない方がいるかも知れませんが,加入できるのにまだ手続きを行っていない方がいれば,早く手続きを開始することをオススメします.参考になればと思います.
iDeCo
iDeCoの3つのメリット
イデコ.超ださいネーミングでこれでは普及しないと思います.個人的にはNISAの方がマシだと思います.
悪態つくのはこれくらいにして,iDeCoの3つのメリットを紹介します.
1.掛け金が全額所得控除
イデコで払った掛け金すべてが所得控除の対象となります.所得控除ですので,税額控除ではありませんので注意してください.
2.運用益は非課税
株や投信など一般金融商品には,運用益,値上がり利益には20.315 %の税金がかかります.イデコで積み立てた商品の運用益は,どれだけ値上がりしようとも非課税です.
3.給付金と受け取る時に「税制優遇措置」が受けられる
積立金を,全額一時金として受け取る場合は「退職所得控除」が,年金の様に分割して受け取る場合には「公的年金控除」が受けられます.
「退職所得控除」では,下記の国税庁から拝借した表のように,勤続年数によって退職所得(退職金)の控除が得られます.
iDeCoの掛け金から考えれば,ほぼ全額控除の対象となるのではないでしょうか?
余談となりますが,退職金の控除額は勤続年数が20年を超えるくらい長い人の方がメリットが大きい計算になりますね.20年までなら年40万円ですが,20年以上の分に関しては年70万円に増えています.これでは使えない上司が会社にしがみついているのが良く理解できます.
「公的年金控除」に関しては年齢,収入などによって控除額がかわり複雑なので,今回は省略します.
「面倒」はiDeCo開設をためらう理由になるか?
上のような税制上のメリットあるわけですから,「面倒だから・・・」はiDeCo開設をためらう理由にはなりません.
金額は人それぞれですが,数十万円のメリットがあると予想します.開設に数年の月日と,数百万円のコストがかかるのならまだしも,おそらく加入者の開設時の負担は,返信用の封筒の切手代さえも不要だと思います.
iDeCo開設の手順
では,どのような手順で始めればいいのでしょうか?
まず第1の条件として,iDeCoを始める証券会社などの金融機関を決めます.
C55は楽天証券です.米国株取引ではいまいちですが,iDeCoでは口座管理手数料が実質無料となるなど,評判は良さそうです.
楽天証券ですでに口座を開設された方の手続きを示します.
楽天証券口座にログインし,メニューバーの右端に「確定所出年金」があるので,それをクリックすると下記の様な画面になるので,「資料・申込書請求」をクリックします.
職業を選択します.
すると,登録した証券口座の情報を元に,加入者情報が表示されるので確認します.
この画面上で「基礎年金番号」を記入する部分がありますが,わからなければスキップ可能です.
「基礎年金番号」は必ず必要ですので,自分の番号を調べておきましょう.
次の画面に進むと,
「掛け金の金額」 引き落とし口座の情報の入力画面になります.
それらを埋め「入力内容を確認」を押すと,確認画面になり,後日書類が郵送されてきます.
会社員や公務員の方は,その内「事業所登録申請書兼第2号加入者に係る事業主の証明書」を勤務先の担当部署に提出し,登録事業者番号などを記入してもらいます.
他に,「個人確認書類」,「基礎年金番号」を記入した個人型年金加入申込書を口座を開設した金融機関へ返送します(返信用の封筒が入っていますので,タダです).
送付してしばらくすると(C55の場合は約2ヶ月弱),2通の手紙が自宅へ届きます.
発送元はJIS&T(日本インベスター・ソリューション・アンド・テクノロジー株式会社)となっています.ピンとこないと,ダイレクトメールと勘違いして捨ててしまいそうです.ご注意を!
はがきには確定拠出年金の「コールセンターパスワード」と「インターネットパスワード」が,封書にはサービスガイドと「加入者口座番号」が記入されています.
楽天証券の場合にはネットでログインし,上記の確定拠出年金のメニューバーをクリックすれば,「加入者口座番号」と「インターネットパスワード」を入力する画面がでてきます.入力し認められれば,掛け金の振り分けの画面になります.
赤色の四角に掛け金のうち何%を割り振るかを記入し確定すれば終了です.
C55は
「たわらノーロード先進国株式」 80%
「三井住友・DC外国リートインデックスファンド」 20%
としました.
iDeCo開設時に準備しておくたった4つのこと
- 取引を行う金融機関の口座
- 基礎年金番号
- 掛け金の金額
- 商品と掛け金の割合
この4つを準備しておけば,スムーズに手続きがすみます.
いかがでしょうか? ぜんぜん面倒ではないですよね?
運用管理手数料も完全無料です.
まだの方は是非.