アリババ(BABA)の株価がピンコ立ち! 資産効果は・・・?
一昨日アリババの株が急騰しました.
アリババ株を保有するC55もウキウキです.
資産も増えたし,なんか買おうかな?
ということで,資産効果について考えてみました.
写真はブルームバーグから拝借
アリババ
株価
ピンコ立ちした理由は,2018年3月期の増収率を45-49%と予想すると発表したためです.
アナリストの予想した中で最高の数字であった35%を大幅に上回る発表が,サプライズとなったようです.
株価としては 前日比 16.7 ドル高
上昇率としては 前日比 13.29 %上昇
の上昇でした.
2017年に入ってからのBABAの株価のチャートを示します.
ピンコ立ちしています.
ジャック・マーの資産
この急騰で,アリババの創始者のJack Maは,一晩で$2.8 billion (3000億円) もの資産を増やしました.
日本の弱小投資家の資産は?
Jack Ma が3,000億円もの資産を増やした一方で,日本の弱小投資家の一人であるC55は,$ 1080 の資産が増えました.
日本円で12万円弱です.
チーン
$2.8 billionに比べれば,1 セントコインの上についた汚れみたいな額ですが,それでもウキウキで,気分が大きくなっています.
明日は家族で美味しい焼き肉を食べに行こうかな?
温泉旅行も行こうかな?
Apple Watch 買おうかな?
こういうのを資産効果というのでしょうか?
資産効果
資産効果とは?
資産効果とは,株や不動産など保有する資産価値が上昇し,保有資産の評価額が上昇すると,消費や投資が活発になるという効果のことです.
一方で保有資産の評価額が低下すると,消費や投資を控えようとする逆資産効果という言葉もあります.
なんとなくわかるような気がします.
保有資産評価額が多くなれば,気が大きくなり,なんかちょっと贅沢したくなりますし,逆に保有資産評価額が減れば,生活防衛したくなります.
資産効果は実証されている?
しかしざっと調べた範囲では,この資産効果が本当にあるのかは意見が分かれるところです.
米国では,不動産(住宅)価格の上昇が消費の増加につながったとする報告があります.
一方で,日本では不動産価格よりも株の上昇で消費が増えたとする報告があります.
100円のキャピタルゲインの上昇で,2.2 円消費が増加する.
つまり,資産保有額の増加分の2.2%が消費に回るとされる,ということです.
内訳としては「交際費」が増えていたが「高級品」や「耐久消費財」の消費は増えていなかった.
ということです.
あぶく銭 的な感覚なのでしょうか?
原文を貼り付けておきます.
https://www.mof.go.jp/pri/research/discussion_paper/ron263.pdf#search=%27資産効果%27
マクロで見たときの資産効果に関してははっきりと証明できないかもしれませんが,個人的には資産効果はあるような気がします.
約10万円のキャピタルゲイン(未確定)なので,その2.2%にあたる2,200円を消費にまわしましょうか・・・.
家族で焼き肉→一人でワンカルビ
温泉旅行→夫婦でスーパー銭湯
Apple Watch →妖怪ウォッチのメダル
トーンダウンです.
資産効果で何か買う?
今回のアリババ株の急騰で資産評価額は増えました.
保有資産の規模からすると,わずかですが・・・
では何に使いましょうか?
結論から申し上げると,何も買いません,どこにも行きません.
なぜなら,まだ利益を確定していないからです.
上昇したのはあくまでも資産評価額です.
過去に苦い経験があります.
日本株で連続ストップ高を経験した時でした.
超短期的に投資額の30〜40%の評価益となったため,完全に舞い上がりました.
気が大きくなり,大きな買い物をしました.
もちろん利益確定せずに です.
その後,連続ストップ安をくらい結局買い物したお金は持ち出しとなり,上昇した評価額益もはげ落ちてしまいました.
その時の教訓です.
「利益を確定し,現金を確保してから金を使え」
まとめ
株価の上昇などによって資産評価額が上昇するのはとてもうれしいものです.
気が大きくなるのも仕方ありません.
しかし,いわゆる「資産効果」で未確定の利益に基づいてお金を使うのは止めておこうと思います.
使うなら,「確定した利益」です.
"Cash is King"
ちなみにBABA(ババ)には浮気して飛び乗った訳ではありません.
熟女好きではありませんので・・・