C55がいただける配当銘柄の中で,稼ぎ頭であるアルトリア(MO)から配当金をいただきました.
3ヶ月前はPMへの乗り換えを検討していましたが,結局なにもしませんでした.
正解だったのか,PMに乗り換えた方が良かったのか? を振り返って見たいと思います.
MOからの配当金
C55
特定口座 600株
一般口座 500株
合計 1100株
C55の妻
NISA口座 135株
1株あたり0.61 ドルの配当でした.
C55 481.25 ドル
妻 74.11 ドル
合計 555.36 ドル(税引き後)
3ヶ月前と比較
2017年4月に配当金をいただいたときの記事です.
MOの一部をPMに買い換えようか?と考えていました.
MOとPMとの比較
4月までのPMの株価上昇を見ていると,MOを一部売却しPMに乗り換えたほうがいいのかも? と思っていましたが,結果的には,PMの勢いはなくなり落ち着きました.
MOには含み益があり,一部を売却したとしたら譲渡益に対して源泉徴収がかかります.
100万円分売却したら,手元には100万円残りません.
源泉徴収された分だけ資産が減り,減った額でPMに乗り換えたとしたら,受取配当も減ります.
検証
1.100万円分のMO株を売却しPMに乗り換えたら
実際には,現在MOでは40%ほどの含み益がありますので,
100万円分売却するとその内訳は,
元本 71 万円
利益 29 万円
この利益 29万円から約20%の税金が源泉徴収されるので,
29万円 × 0.8 = 23.2万円
71 + 23.2 = 94.2万円
100万円受け取るはずが,
94万円に減ってしまいます.
6%の減額となります.
94.2 万円をPMに再投資していたとすると
94.2 万円 × 1.06 = 99.9 万円
2.100万円分のMOをホールドしていたら?
100万円分のMOを売却せずにホールドしていたら,
100 万円 × 1.03 = 103万円
結果
結果的にはPMへの一部乗り換えをしなくて正解だったということになります.
ちなみにこの期間中のそれぞれの株の最高値は
MO 77.79 ドル(+9%)
PM 123.55 ドル (+9%)
最高値で計算すると差はもう少し広がります.
まとめ
利益がのっている株価を売却すると,特定口座であれば税金が源泉徴収され,結果的に再投資額が減ります.
譲渡益の額によりますが,乗り換え先のパフォーマンスが芳しくないと結果的に損をする可能性があります.
売却前にどれくらいの額が源泉徴収され,いくら再投資できるのか?
源泉徴収額を上回るパフォーマンスが得られるのか?
よ〜く考えて行動しなければならないと思います.
その後のアルトリアはどうなったのか?
FDAがニコチン規制を強めるとのニュースでアルトリア株が急落しています.
アルトリア(MO)の直近半年間のチャートです.
7月末の急落が目立ちますが,その後は横ばいが続いています.
フィリップモリス(PM)の直近半年間のチャートです.
FDAショックの時には一時的に株価が急落していますが,すぐに回復しています.
しかし,その後悪決算を受けて株価はダラダラと下落しています.
乗り換えを検討した時から株価の下落をみてみると
MO 73→64 (13%)
PM 119→103 (14%)
どちらも同じような下落率になっています.
結果的には,乗り換えてもパフォーマンスは変わらず,むしろ利益にかかる税金が引かれる分,資産や配当は減ることになっていました.
一旦アルトリアの一部を売却しましたが,再購入したくてうずうずしています.