40代の資産運用,投資ブログ 

米国株を中心に,40代の資産運用,投資について書いています

米国公益セクター株(SO,D,DUK)から配当金.2018年の公益セクターはどうなる?利上げの影響は?

公益セクター銘柄である,サザン・カンパニー(SO),ドミニオン・エナジー(D),デューク・エナジー(DUK)から配当金をいただきました.

 

2017年はFRBによる利上げが3回実施され,2018年も3回の利上げが予想されています.今年3回目の利上げが発表された12月13日以降,公益セクター株は総じて元気がありません.

 

利上げと公益セクター株の関連について調べてみました.

 

 

Southern Company (SO)

配当金

1株あたり       0.58 ドル

保有する株数 80 株

配当金    33.3 ドル(税引き後)

 

株価チャート

直近6ヶ月

f:id:cgogohero:20171228141412p:plain

12月14日以降,8%程度下落しています.直近の高値からは10%の下落です.

 

直近5年

f:id:cgogohero:20171228141423p:plain

5年チャートでは,53-54ドル程度が上値抵抗線となっています.

逆に下値は47ドル付近に一本サポートラインが引けます.

 

株価と配当利回り

2017年12月26日終値

株価  48.05ドル

配当    2.32ドル

利回り   4.78%

 

Dominion Energy (D)

配当金

1株あたり       0.77 ドル

保有する株数 50 株

配当金    27.63 ドル(税引き後)

 

今回より1株あたりの配当額が  0.755→0.77に増配されています.

毎年2月の権利確定分より増配されていたのですが,今年はこの時期に増配され,結果的に2016年と比較して10%の増配が確定されたことになります.

 

2018年以降も年10%の増配を発表しており,2月の権利確定分から増配されるのか? それとも11月まで持ち越されるのか? 僅かではありますが,受け取り配当額に差が出てくるので注目です.

 

www.c55hero.com 

株価チャート

直近6ヶ月

 12月14日以降,こちらも株価が下落しています.大きく下落しているように見えますが,8%程度の下落です.

f:id:cgogohero:20171228141443p:plain

 

直近5年

f:id:cgogohero:20171228141458p:plain

長期で見ると上昇トレンドは崩れていないように見えます.

直近に新高値更新していますので,勢いはあります.

 

株価と配当利回り

2017年12月26日終値

株価  80.66ドル

配当    3.08ドル

利回り   3.83%

 

Duke Energy (DUK)

配当金

1株あたり       0.89ドル

保有する株数 50 株

配当金    31.94 ドル(税引き後)

 

株価チャート

直近6ヶ月

f:id:cgogohero:20171228141517p:plain

 直近の高値からは10%程度の下落しています.

 

直近5年 

f:id:cgogohero:20171228141528p:plain

 2016年からは上昇傾向ととれますが・・・.

 

株価と配当利回り

2017年12月26日終値

株価  83.98ドル

配当    3.56ドル

利回り   4.23%

 

公益株ETFとの比較

この半年間の株価のパフォーマンスです.

元気がありませんね.

f:id:cgogohero:20171228153802p:plain

XLU: Utilities Select Sector SPDR ETF

NEE: NextEra Energy

 

半年前を基準として,順調に株価が上昇してきていましたが,半年前の水準に戻ってしまっています.

  

利上げと公益株の関係

一般的に利上げは公益株の利益を圧迫し,業績にマイナスの影響を与え,株価は下落するとされていますが本当でしょうか?

 

検索してみると以下のサイトが一番まとまっていて,内容もしっくりきましたので紹介します.

記事自体は2017年1月24日にアップされていて,少し古めの情報となるかもしれまんが,実際に利上げが行われた後の公益株の値動きと,記事で指摘された動きとの関係も確認することができます.

長期金利上昇のなか高配当公益株式は底堅く推移 | ピクテ投信投資顧問株式会社

 

内容をまとめると,長期金利の上昇によって,

  • 設備投資資金の借り入れコストの上昇
  • 資産やキャッシュフローの現在価値が低下
  • 配当利回りの相対的魅力の低下

これらの要因によって,金利上昇当初には公益株は下落するとされています.

 

しかし,その後は公益株の株価は上昇しています.

  • 借り入れコストが電力料金に反映される
  • 金利上昇の背景となるインフレ率の上昇は,電気料金などの公共料金引き上げの算定ベースとなっているため,インフレに伴って電力料金も上昇し,利益,配当が増加する
  • 株価下落による配当利回りが上昇,電力料金の上昇による利益,配当の増加によってバリュエーションが高くなる

 

つまり,長期金利が上昇し始めた当初は,コスト増による業績悪化が懸念され株価は下落するが,その後コストは料金に反映され,バリュエーションが高まり株価は上昇する,ようです.

 

投資方針

現在SO, D,DUKを保有していますが,2018年の公益株に対する投資方針としては,買い増しを検討しています.

 

その中でも,今後2020年まで年10%の増配を発表し,長期チャートでも上昇トレンドが認められている,ドミニオン(D)に注力したいと考えています.

 

アナリストのレーティングを確認してみます.

f:id:cgogohero:20171229111944p:plain

 

ドミニオン(D)推しですね.

一押しはNEEですが・・・.新規購入してみようかな?

 

まとめ

利上げが発表され元気がない公益株ですが,短期的な下落にとどまる可能性があります.

 

2018年は,ドミニオン(D)を買い増しし,機会があればネクステラ(NEE)も新規購入してみようと考えています.