C55 40代の資産運用,投資ブログ 

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タバコ銘柄急落について要点整理.加熱式タバコにもニコチンは含まれている

タバコ銘柄急落について要点整理 

2017年7月28日に起こったタバコ銘柄の急落に関して,要点を整理してみました.

加熱式タバコにもニコチンが含まれています.

 

 

 

急落

原因

FDAが,「タバコに含まれるニコチンレベルを,中毒が起こらないレベルまで引き下げるようタバコ業界に働きかける」という内容の発表を行ったため.

 

有害物資による健康被害を減らす目的ではなく,

「ニコチン中毒」を減らす目的です.

タバコ嗜好の根幹に関わる問題です.

 

たばこ各社の株価

Altria, Philip Morris, British American Tobaccoの金曜日の株価チャートです.

 

ニュースが出たあと,3社とも株価はナイアガラになりました.

 

Altria (MO)

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開始値73.99から一時19%の下落 (60.01 ドル)

その後は少し持ち直しました.

 

British American Tobacco (BTI)

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BTIのMO同様に,開始値69.92から一時13%の下落 (60.66 ドル) 

その後は持ち直しました.

 

Philip Morrs (PM)

f:id:cgogohero:20170730112459p:plain

開始値118.21から一時8%の下落 (109.31ドル)

 

結局終値では

MO: 66.94 ドル(-9.49%)

BTI: 64.93 ドル(-7.04%)

PM:  118.51 ドル (+0.27%)

 

アメリカ国内でのタバコ販売の影響がないPMは,結局前日比プラスで引けています.

 

加熱式タバコ

このFDAの発表は,加熱式タバコの普及を

後押しするものか?

それとも,牽制するものか?

 

iQOSに代表される加熱式タバコは,従来の燃焼式タバコ(紙タバコ)と比較して,燃焼によって発生するタールなどの有害物質は1割程度に減っていると言われています.

 

今回の騒動で,

加熱式タバコであれば規制にかからない,

むしろ紙タバコから加熱式タバコへの切り替えが促進されるのでは? 

利益率の高い加熱式タバコが普及すればタバコ会社としてはメリットが大きいのでは?

との意見も見られます.

 

本当でしょうか?

 

今回,規制対象とするのは

「ニコチン」の量です.

タールなどの有害物質の量ではないことに注意が必要です.

 

iQOSのニコチン量

加熱式タバコのニコチン量について検索をしましたが,正確な答えは見つかりませんでした.

 

パッケージに表記されておらず,PMからの開示もありません.

 

しかし,愛煙家の方々の長年に渡る経験から,iQOSのニコチン含有量を推測しています.

各個人の感想となるので,具体的なニコチン含有量の数字には正確性が欠けると思います.

しかし,大方一致した意見としては,

 

iQOSのニコチン量は多め

 

当然のことですが,加熱式タバコにも「ニコチン」が含まれており,今回の「ニコチン規制」の対象になる可能性はあります.

 

そもそも加熱式タバコに関しても,止められない大きな理由の一つに

「ニコチン中毒」

が有るわけですから,そうなると加熱式タバコの普及にも,ブレーキがかかる可能性があります.

 

一方で,加熱式タバコのニコチン量の基準値設定は難しいと思われます.

比較基準が紙タバコとなると,

 

1本あたり? 

1箱あたり?

Ploom Techとなるとカートリッジ1本あたり?

1吸入あたり?

何を比較して,ニコチンが多い,少ないを決めるのか?

 

基準作りに時間がかかり,結局規制は行われない可能性,紙タバコのみが規制の対象となる可能性もあります.

 

 

米国でのiQOSの販売

MOが販売を予定して,FDAに申請しています.

 

健康に対する影響が明確でなく,まだ申請は通っていません.

 

楽観論と悲観論

楽観論・悲観論をまとめると以下の点が挙げられます.

 楽観論

  • 規制は紙タバコだけが対象となる
  • 加熱式タバコの普及の理由になる
  • 加熱式タバコは利益率が高くタバコ会社にとって追い風
  • ロビー活動によって規制は行われないか,当初よりも緩くなる
  • タバコ産業からの税収は無視できるものではなく,それを無にするような政策は行われない

 

悲観論

  • 加熱式タバコもニコチン規制の対象となる
  • 加熱式タバコがFDAによって認可されない(健康被害が起こりえる,紙タバコと違った影響がでる)

 

 

今回の騒動での対応

C55の保有するMO株の一部を売却しました.

 

うまい具合に,特定口座と一般口座に分かれていたので,特定口座で保有する600株分を売却しました.

ちょうど買値と同じ値で売却でき,損失は有りませんでした.

 

一般口座で保有する500株は買値が44ドル程度です.

 

 

まとめ

この急落をチャンスと捉えるか,ピンチと捉えるか?

 

ニコチンについて考えると,加熱式タバコへの追い風ではないような気がします.

 

一般口座で保有する500株と,妻のNISA口座で保有するMO株に関しては継続保有しますが,不透明感が残る中での買い戻しに関しては,慎重になりたいと思います.

 

いろいろな問題点が解決されれば,その時点で株を購入しても遅くはないと思います.