不動産投資への興味は失っていません
「不動産投資に関する意識調査(第7回)」の結果について,自分なりの解釈を記事にしました.
アンケート結果を解釈すると,
シロートがカモられている
と言う内容になっています.
「借金してまで不動産投資を行おうというモチベーションは消滅した」という結論に達したのですが,この点に関して,不動産投資自体への興味は失っていないので,補足をします.
補足
不動産取引もタイミング
「高配当株投資で自由な人生を」を運営されている みどりさんから,twitter上でご意見をいただきました.
みどりさんのプロフィール - livedoor プロフィール
ありがとうざいます.
紹介させていただきます.
まさしく,不動産も株も「何をいつ買うか」だと思います.
不動産投資の不利な点
何をいつ買うかに関して,株投資と比べて不動産投資の不利な点を挙げます.
- 情報が少ない
- 物件の選択肢が少ない
- いい物件は市場に出ない
以下それぞれ考察してみます.
情報が少ない
まだまだマイナーとされる米国株投資でさえ,200以上のブログが「米国株式ブログ村」に参加し,個別の銘柄についてあれやこれや分析,考察されており,C55も投資の参考にしています.
一方,不動産投資に関する方法論や,もうけ話,リスクに関する情報はあふれていますが,個別の物件に関する情報は,ほぼゼロです.
当然ですよね.
物件は一つしか無いので,ブログネタにしてみんなで「ああだ・こうだ」言ってる間に,いい物件であれば誰かが購入して無くなってしまいます.
物件の選択肢が少ない
情報が少ないと同じことですが,いい物件はごくわずかです.
株式のように,星の数ほどあるわけでは無いし,流動性もきわめて低いです.
お宝物件に巡り会う,手に入れるチャンスなど,シロートには無いといっても過言ではないのでは?
それこそ「連続ストップ高する銘柄」を探すより難しいのではないでしょうか?
いい物件は市場に出ない
一般個人が上場株式を購入する時は,証券取引所での取引となります.
株価に関しては完全に需要と供給の関係で決まるので,公平です(株価操作もあるかもしれませんが,それも売値と買値のバランスによって成り立っています).
良いと判断する株式を,誰でも公平な条件で購入できます.
一方の不動産はどうでしょうか?
取引は不動産会社という狭く閉ざされたところで行われます.
価格は,言い値,交渉次第.不動産屋の一言で売り主も値段を上下させるなど,不透明感は拭えません.
そもそも一見客にいい物件を紹介するでしょうか?
資産家,属性のいい人ならば,今後もリピーターになってくれるかも?というインセンティブがはたらき,良質な物件を紹介してくれるかもしれません.
しかし,資産残高や年収が高くなく,フルローンを組んで投資物件を買おうとするような属性の人には,どうせリピーターにはなれないだろうから不良在庫物件を押しつけてやろうという意思が働くかもしれません(不動産屋,投資家ともに個人の問題かもしれませんが・・・).
過去の経験を示します.
C55は中古住宅を購入し住んでいます.
不動産屋に行った時にはショボイ物件ばかりを提示されたのですが,そこそこの属性であることを明かすと,机の中から
「こんな物件があります」
「まだ表には出していなかったんだけど・・・」
「売り主も焦ってないから・・・」
なんていいながら.
「築5年,大手ハウスメーカーの支店長の家」なんていう,超お宝物件(自称)が出てきて,最終的には購入しました.
完全にあしもとを見ています
まとめ
株も不動産投資も,「物とタイミング」です.
しかし,情報や良質な物件が少なく,あっても市場に出にくい現状があります.
収益物件を保有する40%が,物件価格が高騰して「売り時」と考えているこの環境では,タイミングをうまくとるのは難しいと思います.
今,あえて不動産取引というリスクは取らなくてもいいんじゃね?.
逆に,不動産投資家の多くが,物件価格が下落して耐えられなくなって「売り時」と考えるときは「買い時」なのかもしれません.
口車にのせられて? あせって? カモにされたシロートのことを想像すると,もっと資産を蓄えて,勉強して,じっくりとタイミングを待つ方が得策と思います.
いつかは不動産投資もしてみたいです.